10年間で感じたこと
2022年、ながいずみ図鑑を始めて10年になりました。
このサイトはなかなか更新できず心苦しい限りでした。
とは言え、掲載しているところの中で、自分のお店や会社のホームページやSNSがないところにとっては、ネット上で唯一の”どんな人がどんな想いで”やっているビジネスかを紹介する場になっています。
ながいずみ図鑑をご覧いただき、来店や来社のきっかけになったというお声もいただき、掲載されている方々にネット上に情報があることの意義を感じていただけたと言う手ごたえは感じられました。
私自身も自分のサイトではプライベートなことはあまり書いていませんが、こちらでは敢えて自分の背景も含めて掲載しています。仕事のサイトとは別サイトだから、距離感がちょうどよく書きやすさもあるかもしれません。
文章の中で共感したり、理解したりすることで親近感が生まれ、そこから新たな繋がりができたら素敵だなと考えています。
このあと、上記の想いをステップアップした新しいサイトも公開予定です。
オンラインでも温もりのある繋がりを実現できるよう更に邁進してまいります。
どうして地域密着サイト?
私の生まれ住む町『長泉町』は、静岡県の東の方、富士山の裾野に位置する人口4万人強の小さな町です。
ここ、長泉町も他の地方の町と同じく車社会で、徒歩でささっとお買い物と言うわけにはいかない現状です。
私が子供のころは商店街が機能していて、子供もお年寄りも徒歩で買い物や用が足り、駅前や各エリアごとの商店街ももっとにぎやかでした。
利用しないから衰退していく、本当に寂しい現実です。
東北の震災以来、世の中の価値観は変化し、コロナ禍の今、更にいろんなことが見直され変わりつつあります。
「地産地消」が加速していきそうな気配を感じます。
だからこそ、ネットで地元の情報発信に力を入れ、遠くからのお客様を呼ぶのではなく、地元の人たちに地元に目を向けてもらい、街がにぎやかになっていったらと言う思いで、このサイトを運営しています。
ながいずみ図鑑を見たと伝えて欲しい理由
ネットが社会に定着した昨今ですが、ネットに一切関係のないところでご商売や事業をされている方は、現在もたくさんいらっしゃいます。
「ながいずみ図鑑」では、そういう方たちにも、
「ネットを見て情報収集することが生活の一部となっている人たちが、自分の身近にもいるのだ。」
と実感していただきたいのです。
ですから、長泉町内の事業主の方たちにも、『「ながいずみ図鑑」を見て連絡しました』『来てみました』と伝えて欲しいのです。
ネットの世界では、遠いところとの『もの』の売買や取引が簡単にできますが、どうしても近くでないと用が足りないこともあります。
それに、日々の買い物はわざわざ遠くから移動してきたものでなくても、地元のものの方がよいと思いませんか?
「地産地消」とよく言われますが、その土地で育った、その時期のものが、人間の体には一番合うそうです。
時々は遠方からのお取り寄せもいいけど、普段は地元の商店でお買い物してもいいのではないでしょうか。
- 自分で歩いていける範囲に、入ったことはないけど気になるお店や
頼んだことはないけど、どんなことなら頼めるんだろうと気になる事業所はありませんか? - 個人の依頼でも請けてもらえるのかしら?
- そもそも、あそこは何屋さん?
- そんな疑問を持ちながら、日々、チェーン店でばかりお買い物していませんか?
「知らないこと」が提供する側と、利用者側をつないでいないと感じています。
でも、小規模にご商売しているところは、大規模なところのように宣伝費をかけることはできません。
そういう部分では、ネットを上手く活用して、できることからコツコツと、お互いがお互いを知っていく努力をしたら、少しずつ何かが良い方へ変わっていくのでは・・・、そんな風に思っています。
現在の長泉町
長泉町は今、子供たちや若い人たちが多く、住みやすい町として認知度は上がっています。
でも、本当に住みやすい町にするためには、商業や工業も活気付かないと駄目だと思います。
「企業誘致」は働く場を増やすと言う意味でよいと思いますが、そこで働く人たちやその家族が「暮らす場」としても充実していかないと、本当に暮らしやすい町とは言えない気がします。
人口が増えている今だからこそ、この町の将来のためにも、子供、学生、社会人、主婦、ご年配の人たち、その他にもいろんな状況の人たち、それぞれのニーズに応えることができるような街づくりが大切な気がしています。
このサイトでは、少しでも多くの人たちがつながっていけるよう、これからも試行錯誤しながら、情報を充実させていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。