東平商会（長泉あしたかつ）

株式会社東平商会さんは、昭和32年、現在の本社・長泉町下土狩にて、東レ三島工場の専属協力会社として創業され、以来50年以上この地でご商売されています。

電子部門、作業部門、工事部門、産業資材部門、食品部門と言う５つの事業を多角展開されていますが、中でも食品部門は、飲食店やスーパー、学校給食や企業の社員食堂などへの、食材の供給を通じて、皆さんの日々の生活にかかわっています。

近年では、地元食材を活かした商品作りにも取り組んでおり、「みしまコロッケ」や「長泉あしたかつ」を通じた地域振興に力を注いでいます。

『みしまコロッケ』は、三島馬鈴薯の収穫時期が限られるため、通年販売ができるようにしたいと三島市より相談をうけ、安定的な供給を可能にするために、「冷凍コロッケ」を開発しました。

その経験を活かし、長泉町にも”ご当地グルメ”を作ろうという流れになったそうです。
地産地消の考えから、全国でも表彰された地元のブランド牛「あしたか牛」と、長泉町名産の「長泉白ねぎ」などを使った、お肉たっぷりの『長泉あしたかつ（メンチカツ）』が生まれました。

『長泉あしたかつ』のネーミングは、社長の山本さんが考案しましたが、
「明日勝つ！」と言うゲン担ぎの意味もこめられているため、受験生や各種行事の前の差し入れなどにも利用されています。

現在、町内のイベント（わくわくまつり、産業祭、さくらフェスタなど）への出店や、広域でのイベント、百貨店の催事など、いろいろなところで知名度を上げる試みをしています。

社長の山本さんは、生まれも育ちも長泉町。
数年前、お子さんが小学生の時にPTA会長をされ、「夜の学校探検」と言うイベントを開催したところ、予想以上に参加者が集まり、大賑わいだったそうです。
ビジネスのお話をするときは、とてもまじめで実直な印象でしたが、イベントのお話をするときはとても楽しそうで、『長泉あしたかつ』を広めるためのイベント出店も楽しみながらやっていらっしゃるのだろうと想像できました。
食べ物は人を幸せな気分にできる身近なものなので、ご当地グルメとして、『長泉あしたかつ』を浸透させ、どんどん地域の人たちを巻き込んで盛り上がっていってほしいと感じました。

『長泉あしたかつ』はイベント以外でも、飲食店ではメニューに加えてもらったり、パン屋さんではサンドウィッチの具になったり、精肉屋さんでのお惣菜になったり、長泉町内のあちこちで、食べることができます。
長泉町内以外でも、静岡県東部地区のホテルやドライブインなどでも提供しています。

今後は、『長泉あしたかつ』の定義を
「あしたか牛入り + 町内で収穫された野菜入り　メンチカツ』として、
町内の他の事業者の方たちや町民のみなさん、メンチカツを愛するみなさんたちと一緒にますます『長泉あしたかつ』をご当地グルメとして広め、定着させ、長泉町を盛り上げようとがんばっていらっしゃいます。

『長泉あしたかつ』は、東平屋　http://www.tohei-ya.com/　でも購入できます。

（2012.8取材当時の内容です。）