PePe35（美容室）

美容室PePe35代表の相原さんは、大学在学中にフランスのアレキサンドルのショーを見て、男性美容師を目指すことを決意したそうです。

山野美容専門学校で2年間学び、新宿伊勢丹美容室に勤務。
当時は、伊勢丹美容室60名の美容師の中でも、男性は3～4人程度しかおらず、男性が美容師になることはとても難しい時代でした。

現在と違い情報の少ない時代だったため、銀座へ出勤前の女性の髪形を観察しながら、カットやスタイルの研究したり、自分の腕を上げることに懸命に努力されたそうです。
その甲斐あって、相原さんの指名客はどんどん増えていき、鏡の前に列をなして順番待ちするまでになったそうです。

その後、山野美容専門学校に通っていた奥様と出会い、広尾の明治通りに自分たちのお店を開店。お店は順調でしたが、お子さんが生まれたのを機に長泉に戻ることを決意されました。

そして、現在の「美容室PePe」を稲荷神社の向かいにオープン。
当時の町内にはなかった技術が支持され、時代の流れに乗り、「三島駅前店」「美容室PePe35（下土狩駅南東）」をオープンする拡大路線を歩んでいました。
男性美容師にも門戸を開き、この地域での男性美容師の定着に貢献し、たくさんの美容師を育成してきました。

現在は、長泉町内の2店舗に絞込み、「お客様のため」「スタッフのため」をコンセプトに営業しています。

伊勢丹美容室時代に目にする機会の多かった、「お孫さんとおばあさんが一緒に訪れる美容室」が理想で、幅広い年齢層のお客様のニーズに応えられるよう努めているそうです。
お客様のためによい美容室作りには、まずはスタッフが気分よく仕事をしていることが大切と考え、全スタッフで店舗の売り上げを共有したり、給与も成果に応じて上層部のスタッフたちと検討して決めると言うオープンなシステムを採用しています。
そのお陰で、相原さんを筆頭に、奥様と娘さん、経験豊富なスタイリストたちと、育ち盛りの若手アシスタントで、チームワークのよいお店作りができています。

お客様に向けては、お誕生日キャンペーンや、紹介者へのプレゼント、初回のお客様にはトリートメントサービス等ご用意しています。
ヘアーが中心ですが、七五三や成人式などの着付、メイク等も合わせて対応。
お子さんからご年配の方々まで、地元に根付いた老舗美容室です。

（2012.10取材当時の内容です。）